【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。





そんな無茶な事言わないでほしい。


だって人間、怖い思いをしてる時ほどカッコ悪くなる生き物なんだから



「ぐす...帰りたい怖い...」


「...まだ半分も歩いてないのに、馬鹿なこと言うな」


「だってだってだって!」



目をうるうるさせながら大声で叫ぶ私は
零さんの言う通り、相当色気のない奴で。



口の中から白い魂が出そうになるなか


急に零さんに、肩を抱き寄せられながら歩く形になった。



「ぜ...!?」


「これで怖くないだろ?」


「...」


いや、ある意味怖い。

だって幽霊役の人達の目つきが、さっきより鋭くなってるんだもん。



私も昔、思ってたなー、リア充爆発しろって。