そんな無茶な事言わないでほしい。
だって人間、怖い思いをしてる時ほどカッコ悪くなる生き物なんだから
「ぐす...帰りたい怖い...」
「...まだ半分も歩いてないのに、馬鹿なこと言うな」
「だってだってだって!」
目をうるうるさせながら大声で叫ぶ私は
零さんの言う通り、相当色気のない奴で。
口の中から白い魂が出そうになるなか
急に零さんに、肩を抱き寄せられながら歩く形になった。
「ぜ...!?」
「これで怖くないだろ?」
「...」
いや、ある意味怖い。
だって幽霊役の人達の目つきが、さっきより鋭くなってるんだもん。
私も昔、思ってたなー、リア充爆発しろって。


