確かに放課後、直人と一緒に居れば1人にならずに済む。
1人になったら、多分あの人の事ばかり考えちゃうかもしれないし...
それがなんだか怖いよ。
甘い吐息に痺れるような優しい手つき。
私を抱くあの人は、あの一晩だけは、ちゃんと私のことを愛してくれていた様な気がする...
そう思いたい。
恐ろしいくらいに長く感じる授業も、ペン回しに集中していたせいで、ほとんど聞いていなかった。
結局回せた回数は少なかったけど
放課後。
直人と二人で学校から出た。
「うしゃあー!!この日の為に俺はバイトでお小遣いを貯めたんだぜー?」
「高校二年生にもなって、バイト代でゲーム買うって...直人って子供すぎないかな?」
「はあー!?お前なーゲームはストレス発散にもなるし面白いしゲームを馬鹿にすんなよー!!」
「あはは、ごめんねー直人」


