【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。







確かに放課後、直人と一緒に居れば1人にならずに済む。



1人になったら、多分あの人の事ばかり考えちゃうかもしれないし...


それがなんだか怖いよ。




甘い吐息に痺れるような優しい手つき。

私を抱くあの人は、あの一晩だけは、ちゃんと私のことを愛してくれていた様な気がする...




そう思いたい。





恐ろしいくらいに長く感じる授業も、ペン回しに集中していたせいで、ほとんど聞いていなかった。



結局回せた回数は少なかったけど



放課後。



直人と二人で学校から出た。





「うしゃあー!!この日の為に俺はバイトでお小遣いを貯めたんだぜー?」



「高校二年生にもなって、バイト代でゲーム買うって...直人って子供すぎないかな?」



「はあー!?お前なーゲームはストレス発散にもなるし面白いしゲームを馬鹿にすんなよー!!」



「あはは、ごめんねー直人」