【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。







更衣室でせっかく貰ったパンフレットも
握りしめてクシャクシャになる。



いけないいけない...


零さんのからかいにノッちゃ駄目だ。



「それにしても...やっぱ零さんが学校にいるなんって...変な感じがしますね」


「そうか?」


「はい...似合わないっていうか、なんというか...」


「喧嘩売ってんのか」


「ちっ...!違いますよ!」




なにもしてないのに、一人だけ目立ちすぎて
人混みが似合わない...っ言った方が早かったかも。




よーく見ると、皆が言うように
私なんかとは、やっぱり不釣り合いなのかもしれない...



「はぁ...零さんってどうしてそんな顔整ってるんですか...?」


「...?急にどうしたんだ」


「うぅ...なんか自信なくしてきた~!」



素直に本当の事を言うと、零さんが私の頬を、ふにっとつまんできた。



「俺は自分の顔より、何倍もお前の顔の方好きだけどな」


「...!」


「...ほらな。そのすぐ赤くなるとことか...とくに好きだ」