【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。







「あっ...ちょうど席空いたし座ります...?」


「馬鹿かお前。
なんでお前の事ナンパしてた奴のところに俺が...」


「でも...ここしか席空いてないし...」


「...」



ムスッとしながら座る零さんが、見ていてなんだか可愛い。


でも、その可愛さと持ち前のかっこよさで周りがざわついて大変な事に。



「きゃー!なにあの人めっちゃかっこよくない!?」


「芸能人みたーい!めっちゃタイプ〜」


「やだぁーあのメイドさんあの人を接客できて羨ましい〜私も近づきたい」



さっきまで私達の方がお客さん相手にバタバタして忙しかったのに。


今は、女性客の視線が零さんにだけ集中しており、零さんの近くに移動しようと、テーブルの取り合いをしている光景を見ていると、若干引いてしまう。




「ぜっ...零さんすごい」


「俺はお前しか見てないぞ」


「〜〜!!恥ずかしいからやめてくださいよこんな所で言うの!!」


「コーヒーとチョコレートケーキ」


「...かしこまりました」