グイグイと腕を引っ張ってきて
無理矢理膝に座らせようとする金髪男にムカついてくる。
正直今は怖いっていうより怒りの方が優先される。
零さん以外の男に触られるなんて...ほんっと最悪。
もう我慢の限界だと、怒ろうとした時
まるで誰かに引き寄せられるかのように
ガバッと勢いよく離れる私と金髪の男。
驚いて後ろを振り向くと
「ぜっ...零さん!?」
「朝日、なにメイド姿で俺以外の奴を誘惑してるんだ?」
「しっ!してないよ!!この人が勝手に!!...ってあれ?」
指さす方向に、金髪男とその仲間の姿はなかった。
「さっきまで居たのに...?」
「俺と目が合った瞬間、何も言わず逃げていったぞ」
「...」
逃げるの速すぎ!
ていうか、さすが零さん!!
目が合っただけで逃げられるなんて...相当危ないオーラ放ってたんだと思う。


