【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。







文化祭だっていうのに
なんかうちのクラスだけ妙にハートが飛び交ってる。



本当は女子だけメイド服で、男子はエプロンの予定だったんだけど
それじゃあつまらないから、女子が案出しして緊急。男子も身なりを整えることに。




これは...今日一日で恋人がこのクラスから増えそうだ。



「はぁ...なんか緊急してきた」


「俺も」


「うぇ!?
なっ...直人!!」




独り言をボソッと呟いたつもりなのにいつの間にか隣にいる直人。



「似合ってるじゃん」


「あっ...ありがとう...直人も似合ってるよ」


「好きになった?」


「なっ!?」


「冗談だよバーカ」



あははと笑って、すぐ男子の輪の中に戻っていった直人。



昨日告白してきたくせに
なんでああも緊張感がないんだろう!?


一人だけ意識してた私が馬鹿みたいじゃんか!?