純情が華と変わって散った時、私は生理的な涙を流した。
あぁ、どうしよう。
この人に溺れちゃいそうだ...
ずっとこの人の腕の中にいたい
そう思いながら瞼を閉じて、彼を感じたまま意識を手放した。
そして次の日、一晩の幸せは終わりを告げるように
彼は隣にはいなかった。
そこら辺に投げ捨てられている服を拾いながら、動く度に身体がズキズキと痛み
"寂しいならその寂しさ、今夜だけ埋めてやろうか?"
彼の言葉を思い出す。
ほんとに一晩埋めるだけの関係で終わっちゃった...
寂しさは埋められたけど、でもなんだか心に穴がポッカリ空いた気分だ。
あぁ私、多分名も知らないあの人に興味を抱いて
それを恋に自ら変えてしまったのかもしれない。
特に切なかったのは、リビングに行っても彼が何も残していなかったこと。
...名前ぐらい聞いておけばよかつた。
お風呂に入っても彼の温もりを消すことなんか出来ず
私は切なさを噛み締めながら学校へと向かった。


