とりあえず静かに教室から出て
誰もいなさそうなところを見つけ、そこで話し合う事に。
使われていない空き教室に適当に置かれてる机の上に座る直人。
私も少し離れて、イスに座った。
「...」
「...」
「朝日、ごめんな?」
「えっ?」
「あの日...せっかく見舞いに来てくれたのに...俺あんな事言って」
「...」
「あの後ずっと、後悔してたんだ」
「...」
「お前の事追いかけなかったし、すぐに謝らなかったし...俺、男としてすっげーダセェ事したのは分かってる...でも...やっぱお前の事、好きだ」
「...っ!」
「ずっとずっと好きだったんだ。
だからお前に彼氏が出来たからって、それぐらいじゃあ諦めきれねーよ」
「...な...おと」
「それに、やっぱアイツの事は好きになれねー...だから俺」
立ち上がる直人
近づく距離
後ずさりする私。
頭がおかしくなりそうになった
だって直人が私に顔を近づけては
切なそうな顔で
「好きだ」