言えない...
直人が学校に来ないのは私のせいですなんて...口が裂けても言えない。
「し...知らないです」
「あらそう?
まあ、朝日ちゃんを見たらあの子元気になると思うから、ゆっくりしていってね!!」
「えっ!?ちょっ!!」
「私今から仕事だから!それじゃあ後は若い者同士でごゆっくり〜」
語尾に音符マークを付けながら、すごい力で直人のお母さんに背中を押され無理矢理入れられた家の中。
...全然心の準備出来てないのに、直人のお母さんのバカーーー!!
「...おっ...お邪魔しまーす」
もう、こうなった以上直人に謝ってすぐ帰ろ...
泥棒みたいに、足音を鳴らさずにそーっと床を歩いて、直人の部屋の前に立つ。
そして、ドキドキと心臓がうるさい中
開けようと、ドアノブを掴んだ時
ガンッ!!
「母ちゃん飯ー...ってわあ!!
あ、朝日!?」
「いっ...痛い...」
「ちょっ!!お前なんで俺ん家に居るんだよ!!
つーか、えっ!?頭大丈夫か!?」
「なんとか大丈夫...」


