「...メイド...」
「あ?」
「メイドカフェ!!...なんですよー...うちのクラス...」
「...メイド?」
「...」
「...」
「「...」」
はぁ?と意味がわからなそうに私を見る零さん。
ほらね、やっぱり引かれるから言いたくなかったんだ。
私のメイド姿なんて、たとえ零さんでも見たくなんか...
「誰だ、メイドとか意味のわからないものを提案した奴は」
「...クラスの男子」
「殺す」
ええええええええ!??
なんでそうなるの!!??
「ちょっ!!零さん冗談でも言っていいことと悪いことが...」
「お前のメイド姿を、なぜ他の男に見せないといけないんだ」
「えっ!?」
「俺が見るのはいい。
だが、クラスの奴らが俺よりも先に、しかもなにが楽しくて自分の女を文化祭で客の男相手にメイド姿で接客してる所を見なければならないんだ」
「ぜっ...零さん!」
今にも怒りで外に出ていきそうな零さんを力いっぱい止めて、言われた言葉に嬉しくなって少しにやけてしまう。


