適当に話に参加してた自分が今となっては憎い。
「それじゃあメイドカフェなー」と、女子の意見を無視した投げやりな態度とチョークで黒板に文字を書く先生にブーイングの嵐。
メイドカフェ...
私がメイドとか...想像しただけで自分で鳥肌たつなんて、ほんっと悲しくなってくる。
文化祭の話は、絶対零さんには内緒にしよう...
と、ため息を吐くだけ吐いてブルーな気持ちで家に帰ると
夜、零さんが突然口にする。
「でっ?文化祭なにするか決まったのか?」
一口コーヒーを口にし、零さんが私の前に座ってそんな事を言うから思わず肩をビクつかせた。
「なっ...なぜそれを...」
「あ?
お前が昨日文化祭があーだこーだって楽しそうに喋ってたんだろうが」
うっ...馬鹿な私
なんでそんな余計な事を口走ってしまったのか...今日の私はとことんついていない。