【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。






「も...もう!零さんなんであんな事言っちゃうんですかっ!!」



「...危ない目に合わせた...か。
ハッ、痛いとこ突いてきやがるなあのチビ助」


「...零さん?って...わあ!!」



突然腕を強く引っ張られ、お互いがバランスを崩して床に尻もちをつくと、零さんの胸板に顔がうまる。



「...朝日、お前...」


「...はい?」


「あのガキの言う通り、危ない目にあわせてしまった俺でもいいのか?」




ごくりとツバを飲む。



言われて思い出すのは、あの時の恐怖



色々ひどい事されたのは私なのに
零さんの顔を見ると、あの時の事を1番引きずってるのは私ではなく零さんだった。




人が苦手な零さんがあんなに人を集めて動いてくれたり


私のドジでああなってしまったのに


結局零さんはいつも自分ばかりを責めてしまう。





「...零さん...ごめんなさい...」


「...なんでお前が謝るんだ?」


「私が零さんを追いかけなければ...零さんだって色々と巻き込まれなくて済んだはずなのに...本当にごめんなさい...」