「も...もう!零さんなんであんな事言っちゃうんですかっ!!」
「...危ない目に合わせた...か。
ハッ、痛いとこ突いてきやがるなあのチビ助」
「...零さん?って...わあ!!」
突然腕を強く引っ張られ、お互いがバランスを崩して床に尻もちをつくと、零さんの胸板に顔がうまる。
「...朝日、お前...」
「...はい?」
「あのガキの言う通り、危ない目にあわせてしまった俺でもいいのか?」
ごくりとツバを飲む。
言われて思い出すのは、あの時の恐怖
色々ひどい事されたのは私なのに
零さんの顔を見ると、あの時の事を1番引きずってるのは私ではなく零さんだった。
人が苦手な零さんがあんなに人を集めて動いてくれたり
私のドジでああなってしまったのに
結局零さんはいつも自分ばかりを責めてしまう。
「...零さん...ごめんなさい...」
「...なんでお前が謝るんだ?」
「私が零さんを追いかけなければ...零さんだって色々と巻き込まれなくて済んだはずなのに...本当にごめんなさい...」


