【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。







「話は終わりだ、とっとと帰れ」


「なっ...なんだよ偉そうに!!
俺は朝日とアンタの関係認めたわけじゃないからな!」


「長年の恋が実らなかったからって八つ当たりとか、ほんとガキだな?お前」



「...っ!」


「ちょっ...!零さんそんな言い方...!」



「間違ってないだろ?
お前もだ朝日、病人のくせに動きすぎだ。
話なら俺がしとくからお前は寝てろ」




付き合ってから、零さんの怒ったところなんか見たことなかったのに
今日は珍しく頭にきてるみたい。



原因は直人なんだろうけど、その直人が無言で私にレジ袋を渡してきた。



「あっ...直人、ありが...」


「帰る」


「ちょっ!直人!!」


「朝日の事危ない目にあわせたやつが偉そうに口出ししやがって。
やっぱり俺はこんな奴、お前の恋人だって認めねーからな!!」



零さんではなく、私を見ている直人がそう言い残して、家から出ていってしまった。