【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。






仕方なく直人を家に入れると
一応お客さんなので、コップにお茶を注いで渡した。




「...」


「...」


「...」



「「「...」」」




なんて気まずい雰囲気なんだろう...

パジャマ姿の私に、あからさまに不機嫌な態度をとる零さん。


そして制服姿の直人。




手に持っているレジ袋を見るとお見舞いに来てくれた事が分かる。



「...なあ朝日」


「なっ...なに?」


「...お前の言ってた付き合ってる人って、まさかこの男?」




嫌そうに零さんに向かって指をさす直人。


まさにその通り、その男です。




「おいチビ助」


「チビ助じゃねーし!直人だ直人!!」


「俺と朝日が付き合ってる事分かったなら、もう聞くこともねーだろ?
どうせお前、朝日がどんな奴と付き合ってるか知りたくて、捜査目的で来たんだろ?」


「ギクッ!!」



まるで探偵の様に零さんに当てられて、分かりやすいくらい動揺する直人。