それにしても零さん
セールスマン相手に戻ってくるのが遅すぎる様な気がする。
大丈夫かな?と心配になって私も玄関へと向かうと、近づくにつれて聞こえてくる声。
「...?零さん?」
ひょっこりと顔を出すと
零さんが体をこちらへ向けた瞬間に見える直人の姿。
「なっ...おと!?」
「朝日どうゆう事だよ!!
何でこいつがお前の家に居るんだよ!!」
「...朝日、あっち行ってろ」
「なっ...!朝日に向かってなんつー口の聞き方してんだよアンタ!!」
「...めんどくせー...」
ぎゃあぎゃあと騒ぐ直人に、頭に手をあてる零さん。
もしかして私が来たことによって、話をややこしくしちゃったのかも...
めんどくさそうに直人を横目で見る零さんに心の中で謝った。


