【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。






それにしても零さん
セールスマン相手に戻ってくるのが遅すぎる様な気がする。



大丈夫かな?と心配になって私も玄関へと向かうと、近づくにつれて聞こえてくる声。



「...?零さん?」




ひょっこりと顔を出すと
零さんが体をこちらへ向けた瞬間に見える直人の姿。




「なっ...おと!?」



「朝日どうゆう事だよ!!
何でこいつがお前の家に居るんだよ!!」



「...朝日、あっち行ってろ」



「なっ...!朝日に向かってなんつー口の聞き方してんだよアンタ!!」



「...めんどくせー...」




ぎゃあぎゃあと騒ぐ直人に、頭に手をあてる零さん。


もしかして私が来たことによって、話をややこしくしちゃったのかも...


めんどくさそうに直人を横目で見る零さんに心の中で謝った。