「ぜっ...零さ...」
「煽ったお前が悪い。
それともう二度と「嫌い」なんて口にするな」
「んっ...」
風邪のせいだなんて...言い訳ができないくらい
キス一つで体が火照って、少しだけ正気に戻る。
巡る巡る零さんに好き放題ワガママを言ってた事が鮮明に記憶に残り
恥ずかしくなって目を逸らすと、その目を逃がさないように零さんも目でその目を追ってきた。
「零さ...んっ!」
「さっきまで呼び捨てだっただろ?
そこはそのまま続けてくれても構わなかったが」
「...」
「まあでも、ワガママなお前も悪くねーな」
ドキッと胸が高鳴る。
そんな事言われたら、余計ワガママになっちゃいそうで止まらなくなるじゃん...
零さんに集中していたおかげでなんだかさっきより体が楽に感じる。
横でおかゆを食べてる私に
もう、あーん、してくれないのは少し残念だったけど
今日はワガママ言い過ぎたのを反省して、これ以上なにも口にはしなかった。


