【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。







「お前...いい加減にしろよ」


「やだやだ!してくれなきゃ食べないもん!
するだけじゃん!なんでしてくれないの!?」


「あのなー...」


「もういい!零なんか嫌い
1人で食べるもん、あっち行け」


「あ?」




ふんっ!とそっぽ向き、力の入らない手でスプーンを持っておかゆを口へと運ぼうとした時



そのスプーンが、零の手によって奪われ口を閉じさせるように無理矢理入れられた。



「うぐっ!!」


「...お前って本物のバカだろ...?」


「...?」


「病人相手に欲情しないようにこっちは頑張ってるのに お前からベタベタしてきやがって。
意味ねーだろうが」




スプーンがゆっくりと口から離れる。


コップが汗をかいては、水滴がテーブルを濡らした。