「だから言っただろ?風邪引くって。
何度も人が夜中毛布かけてやってんのに、その度寝相で剥ぎやがって」
「むぅ...零さん朝からうるさいですよ」
「何だその態度は。
仕事休んで今日一日お前の看病をしようと思ったのに...やめた」
「嘘〜!!嘘ですよ零さん!!
やだやだ!!病人一人にしないでよ寂しいよー!!」
ベッドの上で暴れても無視する零さんに
うわあああん!!と何故か本気で大泣きする私。
もう自分でも意味がわかんない私に
零さんは「冗談だ」とティッシュで私の鼻水を拭いてくれた。
「ぐずぅ...ひっく...」
「朝日、お前赤ちゃん返りか?」
「親がいなくなってから...風邪引いても、グスッ、誰も家にズビッ...居てくれなかったんだもん...ぐすっ」
「...そうか」
「そりゃあこうなっても仕方ねーな」と小さく呟いてる零さんの声なんか聞こえはしなかった。
「学校には俺から電話しとくから、もう少し寝とけ。
後今から買い物行ってくるから何か欲しい物はあるか?」
「...アイス、チョコ味」
「...ちゃんと寝てろよ」


