「なっ...直人...大丈夫なの体調?」
自然に振る舞いながら、直人の方へと駆け寄ると
それを見て楽しむギャラリー達。
でもそんなギャラリーも居ないも同然の様に
今までに見たことない真っ青な顔を私に向けてタメ息を吐いた直人。
「なっ...おと?」
「...今、朝日と喋りたくない」
「えっ...」
とどめを刺すかの様に、もう1発タメ息を吐かれては
直人は今日一日、私と喋るどころか目すら合わせてくれなかった。
と、いう一日の話を家に帰っては零さんに話すと
「お前、残酷な女だな」と真剣な顔で言われたから、私の心にズシッと重いなにかが乗っかってきた。
「だっ...だって長年一緒にいる幼なじみを恋愛対象として見れますか!?」
「あっちは長年一緒にいるお前だから好きになったんじゃねーか?
流石に俺でもあのガキがお前の事好きって一目見て分かったぞ。
そんくらい分かりやすいな」
「むっ...!なんで零さんまで直人の味方するんですか!」


