【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。





時間がゆっくりと経過していく中で、ウトウトと眠気が私を襲ってきた。



「...お前、眠いなら眠れよ」



「でもっ...」



せっかく久しぶりに1人じゃない安心感が今この瞬間を埋めてくれているのに
眠るなんって勿体ないよ...




「おい、寝室どこだ?」


「あっ、寝室はあなたが使ってください。
私はソファで眠るので」


「...それ逆だろ?俺の事は気にするな。
ほら、行くぞ」



「はい...」




眠い目を擦りながら、血だらけの服の彼にもう怖いという感情すらない。



ないんだけど、次に芽生えてきた感情は安心感と寂しさ。



「ほら、寝室着いたから寝ろよ」



乱暴に私の背中を男が手で押すから、脱力しきった私の体はボフッとベッドに着地する。



ふかふかして気持ちいい...
やばい眠っちゃいそうだ。