「えっ...?」と。
直人の言葉に耳を疑いながら合わせる目と目は、なぜか逸らせない。
そんな気持ち悪い二人の世界に授業が始まるチャイムが鳴って、その世界を壊すかのように先生が教室へと入ってきては、お互いがお互いから目を離し、授業が始まった。
...びっくりした。
まさか直人の口からあんな言葉が出てくるなんて思わなかったから、なんか胸の奥らへんがザワザワして気持ち悪い。
気にしないようにと、黒板の文字を見て
その文字と直人の言葉で余計に頭がごちゃごちゃになってくる。
言葉一つでここまで焦る自分がかっこ悪いと
机に顔を伏せては寝ているフリをしてる私を、直人が切なげに見ていたなんて...。
授業が終わっても、放課後になっても全然気づかなかった。


