【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。









「うるせーな。
言われなくても誘ったけど...無理だって。
朝日最近マジで付き合い悪いの」



「ほーん、もしかして直人君そろそろ振られちゃうんじゃないですかー?」


「あんなにいつも一緒でラブラブだったのにな!」



「ばっ...!付き合ってねーよ!!」



冷やかしとともに現れる笑いの渦に
直人が照れながらも楽しそうに男子達の背中を軽く叩く。



こういうやり取り...て言うか、ノリがあんまり好きじゃない私は
聞こえないフリをして次の時間の授業の準備をした。





はぁ...やだなー...



なんだか零さんに会いたくなってきた。


学校が終われば、いつでも会える零さんなのに
学校と言う短い時間の中ですぐに会いたくなるから、私って本当に零さんにゾッコンなんだなーって、最近毎日思う。





「おーい加島〜、たまには直人の事構ってやらないと〜」



「そーだそーだ!お前ら学校公認のラブラブカップルだったじゃねーか」