「あっ、そういえばゲーセンに新しいゲーム入ったらしいんだけど今日の放課後行こうぜ!!」



「今日の放課後??」



「おう!!」



「...ごめんね今日はちょっと...」



「はあー?またかよ!!
最近朝日付き合い悪いよな〜!!
前まで放課後ほとんど付き合ってくれてたのによー」



ブーブーとまるで子供みたいに文句を言う直人に苦笑い。



しょうがないよ、だって。

確かに友達付き合いも大切だけど今日は零さんが放課後迎えに来てくれる約束してるし。


「ごっ、ごめんね?」



「...つまんねーな。
まあいいや別に、他の奴誘おーっと」




直人が心底つまんなそーに、キョロキョロと辺りを見渡して一緒にゲームセンターに行ってくれる相手を探してる。


最近色々と断ってばかりだから流石に悪いとは思った。


でも直人はクラスの中心にいるタイプだから、すぐに一緒にゲームセンターに行ってくれる相手が見つかったからいいんだけど...。




「直人〜!!お前俺らより加島誘わなくていいのかよ〜」



なんて。

突然男子たちが私と直人を交互に見ながら、ニヤニヤと冷やかしてくる。