いつもより、運手の荒い零さん。
私を思って早く家に着きたいのか、それともなにか焦っているのか。
多分どっちにしろ責任を感じていると思う。
そりゃあ自分のせいでこんな事に巻き込んでしまったって思ったら
優しい零さんは自分を責めるしかないと思う。
私だって直人を巻き込んでしまって罪悪感感じてるのに
零さんはもっと感じてると思う。
でも、そこまで零さんが責任を感じる事なんかないよ。
だって自分から零さんに関わった私。
私だって悪いんだから、零さんのそのかいてる汗、とまってほしい。
ねぇ零さん。
怖かったけど、まだ心臓ドクドク脈打ってるくらい恐ろしかったけど
結局なにかされる前に、助けに来てくれたでしょ?
だからもう気にしないで。
そう思いながら、ヘルメット越しに涙を流した私は
零さんのお腹に回してる腕にギュッと、力を込めた。


