【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。






危ない...


恐怖から解放されて気が緩んでしまったせいで思わず言葉に出してしまった...。



好き...って言葉は、いつ言えるか分からないけど...ちゃんと本人の目を見て伝えないとね。




「それじゃあお前ら本当に今日はありがとな。
いつでもNOISEに来いよ。今日の礼に酒ぐらい奢ってやるから」


「まじっすかー!!さっそく今日行くかなー」


「ばーか...今日は俺休みだぞ。来ても奢れねーよ」


「それじゃあ神崎さんに零さんの給料から引いといてって言っておくっす!」


「...調子にのるな」




その場で起こる笑いの渦に、なんだか零さんも楽しそうでよかった。



安心したせいか足元に力が一瞬入らなくなって、零さんの胸元へとダイブしてしまった。



「朝日大丈夫か?」


「あっはい!!すみません...」


「いや、今日の件については俺が悪かった。
お前も気が張って疲れただろ?そろそろ帰るか」


「...はい」



「勝、悪いがこの男家まで送ってくれないか?」


「なっ...!なに勝手に言ってんだよ!!」


「了解っす!!男をバイクのケツに乗せるって...ちょっと嫌っすけど...零さんの頼みなら!!
それじゃあ行こうぜそこの...えーっと女顔!!」


「誰が女顔だ!!直人だ直人!!」


「よし直人行くぞ!!」


「はあー!?俺は朝日と2人で帰るんだ...!」


「はいはーい。それじゃあ零さんお疲れっす!!
またなんかあったら言ってくださいねー!
朝日もじゃあな!!」



「あぁ...今日はありがとな。またな」


「マッサー...と直人!!ばいばーい!!」



「ちょっ...あさひ〜!!」




マッサーに強引に引っ張られてバイクに乗せられる直人に手を振る。




零さんが1人ずつにお礼を言って
「それじゃあ行くか」と私をバイクの後ろに乗せた。