【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。








「零さーん!!こっちは終わりました!」



開いたドアから、外の太陽の光が入ってきて目がチカチカする。



「あぁ...悪かったな、こんなめんどくせー事手伝わせて」


「いえ!零さんの頼みなら俺らなんでもやりますっ!!」




一人の男が、倉庫の中へと入ってきて零さんの目の前に立つ。


目が光に慣れてきて、よーくその男を見てみると。



「うそ!?マッサー!?マッサーじゃん!!」



「はあ?って、嬢ちゃ......朝日じゃん!!」




一回見たら忘れられないほど、目立つ金髪と筋肉質な体型。




なんでこんな所にマッサーがいるんだろう...



とりあえずマッサーに駆け寄って、BARの前まで送ってくれたあの日みたいにお互い手をグーの形にしてコツンと合わせた。




「マッサー!!また会えて嬉しいよー!!」


「おうおう俺もだ!!相変わらず中学生みたいな見た目しやがって...!」


「...マッサーってほんと失礼」


ギロっと睨むと「悪い悪い」とマッサーが笑いながら謝る。


「...ところでなんでマッサーがここにいるの?」



「ん?あぁ、外には俺以外にも零さんに頼まれて来た奴いっぱいいるぞ?」



「零さんに!?」



零さんが人に何かを頼むって信じられない...



なんで...?