【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。







「人の力使って日本一とか言ってる時点で入りたくねーな俺は」


「...!?」


「しかも女人質に取るなんて、クソみたいなやり方しやがって...。
テメェーが朝日に付けた傷は一生消えねーんだぞ?」


「...」


「...チッ。本当は反省するまで殴ってやりてーけど
朝日が見てるからな...怖がらせたくねーから今日のとこは勘弁してやるよ」



「なっ!?なんでやらねーんだよ!!
お前が女の気持ち気にするとか、らしくねーよ!!」


「...惚れた弱みだ」


「はっ...?意味わかんねー...なに寝ぼけた事言ってんだよ!!」





...一体なにを話しているのか。


総長さんの声は大きくて聞き取れるけど、零さんの声は小さすぎて全然聞こえてこない。




「おい、朝日と...その隣の男」


「直人だ!!なんだよその隣の男って...」


「ここから出るぞ」


「聞けよ俺の話!!」