【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。









「ちょっ...!朝日勝手に服捲んなよバカ!!」



「だって私のせいでいっぱい蹴られたのが気になったんだもん!!」



「だからってお前な...!!」



なぜか目の前で照れると同時に怒り始める直人が
私の手を払い除けて、捲られた服をちゃんと着始める。




男のくせに、ちょっと肌を見られたからって...変な直人...。




「つか、なんであの男が来てんだよ」



そんな照れた顔はそのままの直人の視線が零さんに移る。



零さんもこちらを見ていて目がバチッとあった。




「...この人達に狙われてるの、本当は零さんなの...」


「はあ!?"零"ってあの男の事か!?
...あの男と俺ら関係ないのになんで巻き込まれてんだよ!!」


「...前に一緒にいる所見られたでしょ...?
それで勘違いしてるっぽい」




...私はそれからも零さんと一緒に行動してるから関係あるけどね。




直人は本当に無関係だ。




無関係だから「まじかよ...」なんて、呆れ始める直人にどんな顔していいか分からない。




こんな事に巻き込んじゃった事は本当に悪いと思ってるけど、私は零さんを責められない。



複雑すぎる思いに、ギュッと拳を握る。



すると「...零!!!!」と倉庫に大きく声が響いて、総長さんと鬼口が零さんに向かって殴り掛かかった。