「ぜっ...零さん!!」
「朝日、大丈夫か!?」
すぐに零さんが私に駆け寄って、着ている上着を脱いで私に着させた。
「零さ...ん!ごわ...ごわがっだぁ!!」
「遅くなって悪かったな。兎恋の倉庫の居場所が全然つかめなくてな...
怖かったよな?悪かった...俺のせいで...」
ギュッと抱きしめられて、余計涙が溢れてくる。
よかった...本当によかった...。
好きな人に抱きしめられると、心臓が針で刺さされたんじゃないかってくらい怖かった気持ちも一瞬にしてなくなる。
ずっと抱きしめられていたい。
でもそんな甘い気持ちに浸ってる暇はない。
零さんが私を縛ってるロープを外して私は忙いで直人の元へ駆け寄り、直人の体に巻かれてるロープを外した。
「朝日...!よかった...無事で...」
「直人...ごめんね私のせいで巻き込んじゃって... いっぱいひどい事されて痛かったよね...?」
私の顔を見てホっとする直人の服を捲って見る、お腹に出来た痛々しいアザ。


