笑った顔が綺麗で、ドキッと胸が鳴る。
最初は怖かったけど、そんなに悪い人じゃないのかも...?
そう思うと、なんだかご飯だけじゃ物足りなくなってきた。
「あの...よければ今晩泊まっていきませんか?」
「あ?」
「あっいや!変な意味とかじゃなくて...その怪我...すっごく痛そうだから」
「...」
彼の無言に、流石にでしゃばりすぎだとは思った。
でも、包帯にすら滲んでいる血を見ると痛々しくて
おもわず口に出してしまった親切心に彼は一瞬怖い顔を見せたけど、数秒経ってゆっくり頷いてくれた。
「...まだ"奴ら"が探し回ってるかもしれないしな...」
「えっ?」
「それじゃあ悪いが今日1日だけ世話になる」
「あっはい!」
「偽善者だとは思ったけど、お前本物のいい奴なんだな?見たところ一人暮らしっぽいし、変な奴に狙われたりするんじゃないか?」
「そんな事全然ないですよー!家にあげるほど友達いないし...それにこの家に男の人いれたのも初めてです...」
「...そうか」


