【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。







少しだけ開いた目から、拳が近づいてくるのが見える。



直人の「朝日!!!!」と言う絶望を感じたような声が耳に入った時、痛みに耐えるように歯を食いしばった。




その時。



ーーーーーーバキッ!!!!



鈍い音が倉庫中に響いた。


その鈍い音は自分が感じる痛みのはずなのに...全然痛みがやってこないから。

なんの音なのか不思議に思って目を開けると。


兎恋の総長さんが殴られた衝撃で吹っ飛んでは、ズサッ...!!と地面に叩きつけられた。




「...頭っ!!」



鬼口が総長さんの元に駆けつける。




「...あっ...」


弱々しい声が漏れる。


...下着姿で間抜け面なんか見せたくなんかなかったのに



...目の前に居る男に涙が出てくる。