少しだけ開いた目から、拳が近づいてくるのが見える。
直人の「朝日!!!!」と言う絶望を感じたような声が耳に入った時、痛みに耐えるように歯を食いしばった。
その時。
ーーーーーーバキッ!!!!
鈍い音が倉庫中に響いた。
その鈍い音は自分が感じる痛みのはずなのに...全然痛みがやってこないから。
なんの音なのか不思議に思って目を開けると。
兎恋の総長さんが殴られた衝撃で吹っ飛んでは、ズサッ...!!と地面に叩きつけられた。
「...頭っ!!」
鬼口が総長さんの元に駆けつける。
「...あっ...」
弱々しい声が漏れる。
...下着姿で間抜け面なんか見せたくなんかなかったのに
...目の前に居る男に涙が出てくる。


