【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。








ピリッと変わる総長さんの雰囲気に呑み込まれてはいけない。


ドックン...


ドックン...!!



心臓の音がいつもよりうるさいけど、そんなの気にしてなんかいられない。



ごめんね直人...巻き込んじゃって。



でも私は零さんに関わらなきゃよかったなんて、一度も思ったりなんかしない。



逆に零さんを好きになって、自分は見る目あるなって思わせられるくらい。


こんな大きな力があっても、汚いやり方しか出来ない様な奴ら見てると



ほんっと零さんってかっこいい。





「...あんた達なんか...」


「あ?」


「あんた達なんか...零さんにやられちゃえばいいのよ!!」


「...テメェ!!誰に向かってモノ言ってんだクソガキ!!」




ついにキレた総長さんが私の方へと拳を向ける。



...族の一番偉い人に喧嘩売るなんて...私、頭おかしいと思う。



けど


私は間違ったことは言ってない。



言ってるのはコイツらの方なんだから。


後で零さんが仕返ししてくれますように...なんて考えちゃう私も相当性格悪いと思うけど。