「ぐっ...!」
「なっ直人!!」
酷いくらい痛々しい音が響いて恐怖心が増す。
直人が顔を歪めても鬼口は蹴ることをやめようとはしない。
ーーーーーガッ!!
ーーーーーガッ!!
「ちょっ...やめてよ!!このままじゃ直人死んじゃう!!」
「うるせぇ!!俺らの総長に舐めた口きく奴が悪いんだよ!!」
...なにそれ
あんた達が勝手に拉致って連れてきたくせに、なんでこんな酷いことされなきゃいけないの...?
それに直人は本当に何も関係ないんだから...!
「これ以上直人を傷つけないで...!
直人は本当に何も知らないからっ...」
兎恋の存在だって零さんの事だって知らないのに。
こんな状況、直人が理解出来るわけがない。
急にこんな場所連れてこられた直人が一番怖いはずなのに...
「...ぜぇ...ぐっ...朝日に...はぁ...手出したら...殺す...!」
私のせいでこんな所連れて来られて酷いことされてるのに、どこまでも私を守ろうとする直人に涙が出てくる。


