【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。














なぜ...こうなったのか。


いやこうなったのは私が彼を呼び止めたからであって。



用意してあったはずの料理は、私が火を止めるのを忘れていたせいで、いつの間にか焦げていた。



ので、余り物のカレーをテーブルに置くと、男は何も言わずに口にカレーを運んだ。




せっかく美味しいもの作ったのに...
全部台無しだよ〜!



しかもあんなに大声あげながら呼び止めたのに
出したご飯がカレーって...


そりゃあカレーは美味しいけど
絶対余り物だってバレちゃったよね...。




カチャカチャとスプーンの音に意識がいくほど、無言すぎて気まずい。



「...悪いな飯まで」


「いやいや!こちらこそ逆にすみません...作ったはずのご飯焦がして食べれなくなってしまって...昨日の余り物だなんて恥ずかしいです」



「フッ...変な奴だなお前」