【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。






立ち上がった男が向かうのは玄関。



なぜこの家から出ていこうしてる男を
私は止めたいと思っているんだろう...。



出会って全然時間は経っていない、1時間すら経っていない。


それに怪我のことだって何にも教えてくれなかったし...



こんな見るからに危ない人、さっさと出ていってくれた方が、きっとなにも巻き込まれずに済む



済むんだけど...




「あのっ...!」


「...?」



靴を履いてる男がドアノブに手をかけた瞬間に呼び止める。



そしてキッチンの方を指さして




「あなたの分もご飯も作ってしまったので...食べてくれないと困ります!!」