立ち上がった男が向かうのは玄関。
なぜこの家から出ていこうしてる男を
私は止めたいと思っているんだろう...。
出会って全然時間は経っていない、1時間すら経っていない。
それに怪我のことだって何にも教えてくれなかったし...
こんな見るからに危ない人、さっさと出ていってくれた方が、きっとなにも巻き込まれずに済む
済むんだけど...
「あのっ...!」
「...?」
靴を履いてる男がドアノブに手をかけた瞬間に呼び止める。
そしてキッチンの方を指さして
「あなたの分もご飯も作ってしまったので...食べてくれないと困ります!!」


