「………へ?」
な、なにゆって…
「いや、だから、俺が如月 遥なんだって」
「だって女の子なんじゃ…っ」
「まぁ、名前的によく間違えられるけどね」
う、うそでしょ…
男の子?!しかも……
「矢野…何さん?」
「み、美憂です!!!矢野 美憂です!!」
こんなイケメンと〜〜〜〜〜〜?!?!?
ーーーーーーーーーー…
ーーーーーー…
ーーー…
「ここ俺ん家」
「おっき…」
「どーも。でも、最上階とかそんなんじゃないから」
如月先輩のお家はすごく大きい高層マンションだった…
「9階の、エレベーター出て左の3つめ」
……まだ信じられない…
遥ちゃん、じゃなくて、遥くん。だったなんて…
「……ねぇ、きいてる?」
「あっ!!はいっ!きいてますっ」
「…別にいいけど迷っても知らないからね」
話なんか頭に入ってこないよぉ〜!!
男の子とまともに話したことすらあんまりないのに…
