なつみかん

また授業中に寝てる!
斜め前のアキのことを目で追ってしまう自分がいる。
はぁ…私なにやってんだろ…。

「おーい!ナツ!聞いてるのか」
「は、はい!?」

ビックリして声が裏返ったのをみて、周りがクスりと笑う。
嫌だな…こういうの。

「先生、その問題解けるので俺がやります」
「おう。じゃあアキよろしく!」

アキいつの間に…起きてたの!?しかも、余裕で正解してるし…。
私を助けてくれたとか?だとしたら、アキは私の王子様なんじゃないか!?
なわけないか。

そしたら、たまたま目が合ってその笑顔…。ズルいなぁ…もっと好きになっちゃうじゃんか…。
頭の中では、アキがキラキラ輝いてる王子様みたいだ。と冗談ではなく本気で思ってる。

これが私の甘酸っぱい初恋。