なつみかん

なつみかん

「お前ってさ…好きなやつとかいるの?」
(君だよ!)
そんなこと言えるわけないよ…
君と私は世界が違いすぎる。君は私のことなんか見ちゃいない…

「いるよ」
「ふーん…どんな奴?」
「案外近くにいるかもね」
「…」

なんかいつもより…元気ないのかな?
そうだ、こんな時は!

「みかん食べたい!」
「急にどうした!?ほい、やるよ!」
アキは、少し不思議そうな顔でナツにみかんを渡した。
「んー、なんか甘酸っぱいもの食べたくなったからかな」
「なんで?」
「初恋の味っ!みたいな?」
「なんじゃそりゃw」
アキはクスりと笑った。