―――――――…
『だから、誰?』
「…だから。後輩だってば。」
部活が終わると
勇介から事情聴取を受けた。
内容は今日の
桜井くんとの件について。
『知り合い?』
「ううん。知らない。」
『ふぅーん。』
「なによー?
あっ、やきもちだ(笑)?」
『お前が部活中に
新入生くどいてたんだろ?』
「はっ?あたしが!?」
勇介はケラケラと私を笑う。
そうやって笑う勇介に
少しやきもち妬いてほしいと
思ってしまう私。
私ってワガママか?
『まぁとにかく。
新入部員も増えたし、
また変に溜め込むんじゃねぇぞ?』
あ、珍しく優しいお言葉。
思わずニヤけちゃう。
「じゃー、
一緒にマネージャーやってもらおうかなっ?」
『絶対いや。』
「即答~(笑)。」
とにかくこれからの毎日は
本当に忙しくなるな…。
気合い入れて頑張らなくちゃ。


