私と君の4日間。~伝説がもたらした奇跡~


翌朝、いつもより1時間早くセットした目覚ましの音で目が覚めると、春優君のパーカーを夢と同じ様に洗濯する。


それから、いつものように支度をして家を出る。お母さんは昨日のケンカを引きずっているのか不機嫌だった。


それに加えて今日は少し体がだるい気がする。まぁ、少しだけだから、たぶん大丈夫。


そして学校に着くと下駄箱で香奈子に会った。


「未春おっはよ~!」


「おはよう、香奈子っ。」


自然な流れで香奈子と並んで教室へ向かう。教室にはまだ誰もいなくて、私と香奈子が一番乗り。


「あっ!そういえば…じゃーん!これ読んだら、すっごく面白かったの!だから未春にも貸してあげようと思って持ってきた!」


香奈子が手にしていたのは夢にも出てきた本。そう、私が読んだ事あったけど借りた本。


せっかく持ってきてくれたから悪いと思って受け取った。でもその後で、正直に言えなくて後悔した。


だから、どういう結果であっても正直に自分の気持ちを言おう。