「あ、うんっ!」
私は弥生君の後を追って隣を歩いた。
ほんの数十分の短い時間を春優君の隣で歩いて、家の前まで行くと足を止める。
「あ、家、ここなの。」
「そっか。もう夜に家出んなよ。」
「うん。ありがとう、春優君。」
もうお別れなんだと思うと胸がキュンと寂しくなる。去って行く春優君の背中を見えなくなるまで見送ると家に入る。
まだそんなに遅くない時間なのに静まり返る家の廊下を歩き、階段を音を立てないように登って部屋にいく。電気をつけてベッドに座るとお腹がなった。
「そういえば、まだ夕飯食べてなかった。」
私はリビングに行きテーブルに置いてあるお皿のラップを外してご飯を食べる。それが済むと着替えを持ってお風呂に入る。
部屋に戻った頃には九時を過ぎていた。ベッドに倒れ込むと自然と睡魔に襲われる。
「今日はなんだか疲れたなぁ…。」
私は布団に潜るとすぐに眠りに落ちた。


