春優君の優しさに触れて温かくなる。
「ありがとう。」
「おう。それより、お前一人で何してたんだよ?」
「部屋にいると色々考えちゃうから、気が重くなっちゃって…。だから、気分転換に出て来たの。」
「そっか…お前も色々あんだな。まぁ、でも、これからは明るい時間にしろよ?夜は出歩くな。」
「うん…わかった。」
春優君は星がまばらに輝く空を見上げている。その隣で私も同じ空を見上げる。静かで心地よいその空間は、まるで時が止まっているかのようだった。
「…まだ帰んねぇの?」
「そろそろ帰ろうかな。」
私がそう言うと、弥生君は寄り掛かっていた柱から離れて言った。
「送ってく。」
「え…?いいの…?」
「一人で帰らせるわけに行かねぇし、しょうがねぇだろ。早く来いよ。」


