私と君の4日間。~伝説がもたらした奇跡~



私は先生に挨拶をして職員室を出た。
廊下に出ると、弥生君が壁に寄り掛かっていた。


あ、もしかして…!


「待っててくれたの…?」


「……お前さ、」


「へ?」


「なんか用事があったんじゃねぇの?」


不意に真意を突かれて一瞬どきっと胸が高鳴る。


「え……?」


「なんでへらへら笑ってんの?そういうのイライラすんだよ。」


「なんでって……。」


「二度と俺の前でその笑顔見せんな。」


弥生君は呆気に取られている私にお構いなく、スタスタと歩いて行ってしまった。その姿はすぐに曲がり角に消えた。


弥生君に言われた事が頭の中で反響する。
私だって好きで笑ってるわけじゃないんだけどな。そう思い、胸が締め付けられて視界が滲む。