そして池で二人を見かけると好きな人と結ばれるってジンクス。最初はピンとこなくて気にしてなかったけど、本当に叶うんだって実感してる。
「春優君…好き。」
「はぁ?なんだよ、いきなり…。」
「えっと…急に伝えたくなったのっ…。」
恥ずかしなって俯く私の名前を春優君が呼ぶ。
「……卯月、顔上げて?」
言う通りに顔上げると春優君の顔が近付いてきて━━━……私の唇と春優君の唇が重なった。
「俺も未春が好きだよ。」
夕焼けに染まる春優君の優しい笑顔は私の心を更に高鳴らせた。夕焼けでよかったと思う。だって顔が熱くて、きっと赤くなってるから…。
でもそこには、確かに幸せな時間が流れている。
「そろそろ帰るか…送ってく。」
「……うん。」
私が君と過ごした夢と現実の日々。
両方で過ごした4日間。
それは伝説がもたらしてくれた奇跡の4日間だったと私は思う。


