三人で立ち話をしていると、家の中からお母さんが出て来た。
「あ、香奈子ちゃん!来てくれたの?ありがとう〜!」
香奈子は家に遊びに来た事があるから、お母さんとも顔なじみ。
「はい!男手も必要だと思って同じクラスの弥生春優君も連れてきました〜!」
そう言うと香奈子は私の変わりに春優君を紹介した。
「あら、そうなの?来てくれてありがとう!頼りにしてるわね、弥生君。」
「はいっ…。」
お母さんを目の前にした春優君は少し緊張してるようだった。
そして、春優君と香奈子が手伝ってくれたおかげで予想より早くトラックに荷物を乗せる事が出来た。トラックは私達家族の今までの思い出も一緒に乗せて、一足先に新居へ向かっていった。
皆でトラックを見送ったあと、香奈子は気を利かせてなのか、さっさと帰ってしまった。


