苦しかった。 彼の言葉に胸の真ん中を握られたようで苦しくてたまらなかった。 私は逃げたのかもしれない。 彼からも、自分からも……。 だけど、あのまま彼の言葉を聞いていたら、私は私を保てなくなると思った。 私が崩れてしまいそうで怖かった。 怖いよ、 怖くてたまらない。 彼を知ったら、全てを失いそうだよ。 全てを 失っちゃうよ……。