好きな子、いるんだ……。 どうしてこんなにショックなんだろう。 私には緒方科長がいるのに。 それに、彼女がいるって言ったわけじゃないのに……。 眠ってしまった彼は、きっと好きだと言った子の夢を見てるにちがいない。 うっすらと笑みを浮かべ、なにかを愛おしんでいるような顔で眠っている。 私は自分のジョッキに残っていたビールを飲み干した。 そして、無性に緒方科長に会いたくなった。 緒方科長ならきっとこの胸の痛みを消してくれる。 緒方科長に会いたい。 今すぐ会いたい……!!