「こんなのやだよ……。
足が動かないなんてやだ……」


「うん」


「あの日、河相さんに挨拶をしに行こうとなんて思わなきゃよかった……」


「うん」


「大切な友達を裏切りたくなかった……」


「うん」


「大切な人を泣かせたくなかった」


「うん」


「ずっと……
ずっと一緒にいたかった……」


「うん……」