「イタタタタ――!!!!」 「甘い、甘い!! 死ぬ気で頑張るんだろ!? ほら、もういっちょイクぞ!!」 「死ぬ~!!」 リハビリは、毎日が戦場だった。 俺は 『もうやめてくれ!』 ていう言葉を押し殺し、 緒方科長は 『止めてやろうか』 ていう思いを押し殺す。 恥ずかしながら、この歳になって毎日半泣き状態で緒方科長のリハビリを受けている俺。 動かない足が自然と固まり、他の人の手を使っても動かせなくなっていく。 緒方科長はその足を、ストレッチのように動かすんだ。 それが痛くて痛くて……。