この空の彼方にいるきみへ、永遠の恋を捧ぐ。



「それまでは私のこと、ずっと見守ってて」


棗くんが驚くくらい幸せになるから。

だから、この命が終わる時は、今度は棗くん、あなたが……天使になって私を迎えに来てね。


そして、私にもう一度……キスをして。


「約束だよ……誰よりも愛しい人」


そう声をかけると、私は立ち上がり、ひまわりを手にする。

あなたが……立ち止まる私を、私らしくないというのなら……。

この先の未来、あなたに会えることを信じて……歩き出してみよう。


「行ってきます!」


私は、振り返ること無く、元気にそう言った。

目の前には、門出に相応しいほど、雲一つない青空がある。


『行ってらっしゃい』


そんな棗くんの声が聞こえた気がして、私は微笑んだ。

そして、しっかりと大地を踏みしめるように、マンションを後にした。

あなたと過ごした日々を胸に、未来での再会を信じて。


『傷だらけの天使へ最愛のキスを』2016.1.18 end